vol.7 - 海外就労するためにはどんな選択肢があるの?
こんにちは。バンコク在住のまさとです。
今日は「海外での就労 / 海外の生活環境」をテーマに記事を書いていきたいと思います。
現在私は約半年間程、タイのバンコクに住んでおり、
言語や文化が異なる環境下で毎日必死になりながら働いております。
最近、同世代や学生などが海外での就職や生活を望んでいることを耳にしますので、
今回は実際に東南アジアで生活してみて思った、海外での就労/生活環境について良し悪しを正直にお話してみたいと思います。
- 就労方法(東南アジア - タイ)編
まず海外での就労に関してですが、基本的に3タイプの形態があると考えられます。
- 日本採用→海外赴任駐在員(任期あり約2-3年)
- 現地採用(任期なし)
- 法人設立/フリーランス
一般的に起業をしないで海外での就労を望む際は1-2のいずれかになります。
ただ、1-2にて主に福利厚生や賃金部分に大きな違いがありますので、事前に把握する必要があると思います。*1における日系大手企業の福利厚生は非常に手厚いですw
1の場合、大手総合商社や大手メーカーなどを例として挙げると、現地法人へ赴任という形態にて海外で就労する流れになります。そのため、福利厚生や賃金などは日本仕様のものとなり、非常に手厚い内容を享受することができます。
具体的な手当例としては海外手当、居住手当、送迎手当などが主にあります。
海外手当(およそ給与の15~20%)をもらいながら、家賃・光熱費・送迎費などが全て会社負担と考えると非常に夢のような生活ですね。
2の場合、学校や工場、現地ローカル企業が当てはまりますが、現地水準での現地採用となるため、福利厚生などもはやないに等しく、また賃金も非常に低いです。タイの社会人における平均給与4~5万バーツ(約14~17万円)が給与水準となり、経験や能力に応じて給与が決まる流れになります。
3に関しては特に僕の方で関わっていないので、割愛させて頂きます。
最近ではブロガーやYouTuberなどが東南アジアで活動しているのが目立ってきておりますね。
以上のことから、海外での就労にあたり、1-2ではかなり差があることが分かりました。ただ、正直なところ、1の場合で就労できる人は各会社にて数名と狭き門、そして30歳以上での赴任が一般的になります。
要するに自らの人生プランを考えた際に、いつ・海外での就労/生活を何のためにしたいのか?より深く考える必要が出てきます。
海外での就労/生活を望む社会人/学生の方の根本的な理由としては下記のようなものが挙げられると思いますが、どのような要素が優先順位が高く重要なのでしょうか?
- 英語でのビジネス経験が得ることができる
- 外国人との就労経験が得ることができる
- 高待遇(給与/福利厚生)が受けることができる
- 隣国への旅行を低価格ですることができる
- 日本よりも贅沢な生活を送ることができる
- 高税制を免れることができる
などなど
例えば20代のうちに英語でのビジネス経験/外国人との就労経験を得た上でどこでも誰ともでも働けるようになりたい、また、最終的に海外への移住や日本での外資系への再就職を考えている方の場合、
就労方法としては冒頭で挙げた現地採用を中心に最短で海外で働ける方法を探すべきだと思います。なぜなら、生活レベルの向上よりも経験が優先的にきているため、自らの人生プランを叶えるためにはできる限り早く行くことが重要になるからです。
一方、特に20代のうちの海外就労にこだわりはないものの、日本での就労経験基盤を作った上で、海外事業部門にて高待遇を受けながら一定期間海外にて就労/生活がしたいという方は海外赴任駐在員を中心に海外で働ける方法を探すべきだと思います。
- 生活環境(東南アジア - タイ)編
では次に生活環境についてお話していきたいと思います。
実際のところ、衣食住や交通/通信インフラ状況ってどうなの?と疑問に思っている方が多数いらっしゃると思うので、簡単に説明していきたいと思います。
あくまで主観的な意見になりますが、日本での生活と比較すると同じ給与額の場合、物価や税制の観点から、生活環境面は整えることができます。
参考までに衣食住と交通/通信面での出費環境を説明できればと思います。
衣:ほぼ一年中25-30度での気候となっているため、基本的に半袖・長ズボンでの生活を送ることができます。ただ、ショッピングセンターや飲食店などはクーラーがきき過ぎているため、羽織るものを持っておく必要があるような状況です。衣替えを特に行わないため、衣服への出費は極端になくなります。
食:ローカルフード(タイ料理)の場合、基本的に200-300円程度にて食べることができます。日本食(定食)の場合は、1,000~1,200円をとなるため、ローカルフードが好きであれば支出の調整を行うことができます。
住:目安家賃10万円の場合、渋谷区であれば6-8畳の1Kもしくは1Rの中層階マンションが一般的かと思います。バンコクの場合、10万円あれば高層階マンションに住むことができます。そして、一番の違いとしては、礼金が発生しないこと、家具が備え付きであることが挙げられます。そのため、オーナーの好みに応じて各部屋の内装が異なるため、事前の内見や家具の変更を希望した上で、入居することが重要になります。
交通:主な交通手段としては電車、タクシー、バイクタクシー、トゥクトゥクがあります。日本と大きく異なる部分はタクシーが電車のように低価格で利用できる点になります。東京の410円(初乗り料金~1.0km)に対し、バンコクではおよそ120円となり、気軽に利用することができます。取引先との商談や買い物などの移動時にタクシーを利用することが習慣となり、日本に一時帰国した際にタクシーを利用するととんでもない金額がかかり、困惑することになります。w
通信:国民の90%以上がインターネットを利用し、そのうちの80%がスマートフォン利用しているタイではほぼ日本との差がないくらい通信環境が整っております。現地の大手通信企業(AISやTRUE)が提供しているものとしては、約3,500円程にてパケ放題プラン(インターネット利用し放題プラン)を活用することができます。日本では8,000~10,000円程かかっている通信費も50%以下に抑えられることが分かりますね。
以上のことから、海外で就労する/生活する際の選択肢にはどのようなものがあり、いつ・何のために海外で就労/生活したいのかが重要であること、また生活環境の違いは少なからずあることをお伝えしてきました。僕自身長く海外にいることを望んではおりませんが、20代のうちに海外就労経験できていることで学べていることは非常に多くあります。自分自身の人生プランと向き合った上で、もしそこに海外就労/生活があるのであれば、是非一定期間経験する価値はあるのではないかなと個人的には思います。
それではまた。
まさと